BENEFITS & RISKS

   
 
ここでは、生食を与える上での利点とリスクの説明をしたいと思います。利点は当たり前ですが、バランスが取れていて成り立つものです。逆にリスクの方は、バランスに関係なく存在しますので、利点とリスクのバランスは皆様個人でご検討をお願いいたします。

利点

歯がキレイ

BARFやRMBでしばしば取り扱われるのが口内衛生と免疫系の関係。イマイチ私にもこの関係のハッキリした事が分からないのですが、多分口内衛生が出来ていない犬に免疫系の問題や神経系の問題などなどが起こり易いというレベルの話なのだと思います。一部のフードに含まれる化学成分によってついたり、はたまたグルテン系穀類のお陰でついたりし易いので生食ではあまりつかないというか、ほとんど付かないと考えていただければいいかと思います。(我が家のワンはほぼ全く歯石が無く、口臭も全くありません)

良く噛んで引きちぎるという行為による利点

骨付き生肉を食べるというのは、よく噛み引きちぎることを要求します。これによって得られることも多いので、大きな利点の一つだといえるのではないでしょうか?この噛み、引きちぎるという行為では、乾燥ものや缶詰入りのコマーシャルドッグフードでは、得られない顎、肩、首の筋肉の増強を助けます。(私もDukeに与えてみて、これを実感しました。)更に、よく噛んで食べることによって、唾液の分泌を増やし、消化に十分な時間をかけさせることが出来ます。(Dukeの場合には、ドッグフードだけの場合には30秒、骨付き生肉の場合には15〜20分かけて食べています。)

成長スピードのコントロール

GRもそうですが大型犬に多く見られる、股関節形成不全。これの原因は主に遺伝とされていますが、脂肪分、炭水化物の多い、市販のドッグフードを与えることによって、急速な成長をしてしまうことも原因とされています。その急速なスピードを、少し緩やかにしてあげることによって、股関節形成不全自体の進行スピード自体も抑えることが可能です。骨付き生肉中心の食事法では、子犬時のこの急速な成長を適切なスピードに戻すことが可能です。他にも、ビタミンC(出来る限りサプリメントではなく自然な形で)を与えることによっても、股関節形成不全を抑えることになるというデータが出ています。

生きた酵素を取り入れる事による代謝不全の予防

生食といえば、生きた酵素。生きた酵素を取り入れる事により、慢性的な代謝異常を防ぎ、免疫力のアップを図る。つまり長期的な健康作りというわけですね。酸化ストレスからワンを守る、これもまた生食ならではの利点かと思います。

リスク

バクテリア感染の可能性

生肉の安全性は保障されたわけではありません。 でも、ちょっと考えてみてください。ワンの中には、食糞をしてしまうワンも居ますよね。彼らは、糞、つまり大腸菌の塊を食してしまうわけです。寄生虫がいる可能性だってあります。でも、寄生虫感染したお話は聴いても、バクテリア感染した話は…あんまり聴かないですよね。かと言って、新鮮でない食肉を与えていても大丈夫なほど、ワンの体は強くないと私は思います。この問題に対して、過大に恐がる必要は無いと思いますが、生肉を与える以上可能性がゼロでは無い事は認識した上で与えてほしいと思うのです。

歯の破損の可能性

あんまり気にしていない方も多いようですが、結構骨を与える事により歯の破損をしてしまったという話を聴きます。市販の牛のヒズメなどにも同じことが言えるのですが、私自身はこれは注意をしながら与える事により十分回避可能だと考えています。詳しくは次項、リスク軽減の為の提案を見てみてください。

誤飲の可能性

これも、歯の破損と同じ様に与え方によっては、かなり高い確率で大きい骨を飲み込んでしまうというような事が有ると思います。これもまた、与え方に工夫する事によって十分回避できると思います。

経済的にきつい(笑)

欧米の方は、むしろ安くあがると言うのですが…これは、鶏がらなどを使用した場合にのみ安く上るのでは?と思ってしまいます。鶏がらだけを与えていく事に私は疑問を感じてしまいますし、日本で生食に使用出来る鶏がらを手に入れらるのは、限られたお店になってしまう気がします。で、参考までにどの位の経済的負担がかかるか?と言う事ですが、我が家の場合チョコのフード(カリフォルニアナチュラル、ライト)と比べて、大体2〜3倍かかってしまいます。なので、経済的に結構痛いわけです(笑)

獣医さんと折り合いが付かない

私はなかなか獣医さんには恵まれているようで、生食大賛成とは言わないまでも、食事に多く口出しをする獣医さんには当たったことがないのですが、基本的には多くの獣医さんが反対される事かと思います。でも…生食大賛成の獣医さんっていうのも、ちょっと恐くないですか?だってどんな食肉を 使用するのか?どんな方法で与えるのか?どんなバランスで与えているのか?分からないのに、大賛成されると、おいおい獣医学部では食肉衛生に関しても学んでるだろうに、すこしは引っかかってくれよ…と思ってしまいます。

かと言って、このフードにしなさい!まで言われると、ハテナな感じもしますよね。大抵そのフードって言うのが、手作り派にしてみたら最も嫌なメーカーだったりして(爆)つまりはなかなか折り合いが付かない場合が多いんじゃないかと思うんです。

 

 

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